研究に関するお知らせ

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食道がん症例データベース共有化に基づく研究について

当院では最適と思われる治療を患者さんに提供するために、病気の特性を研究し、診断法、治療法の改善に努めています。このような診断や治療の改善の試みのひとつとして、近畿大学および研究協力施設において治療を受けた症例の臨床情報を集積しています。同時期に実施された種々の介入試験と比較し,一般臨床および今後の臨床試験に向けての参考とすべき事項を検討しています。本研究では日常診療下での情報を収集するため、この観察研究に関する説明と同意取得は行っておりません。個人情報の扱いには十分に注意を払っておりますが、ご自身の情報につきまして提供を拒否される方は、遠慮なく申し出て下さい。以下に研究内容を記載しています。ご不明な点があれば担当医師にお訪ね下さい。

(1)対象

近畿大学および研究協力施設において治療を受けたられた方を対象としています。

(2)研究機関名

代表施設:大阪大学医学部 土岐祐一郎、協力施設:近畿大学医学部 安田卓司、大阪国際がんセンター 矢野雅彦、国立病院機構大阪医療センター 平尾素宏、大阪府立急性期総合医療センター 藤谷和正、堺市立総合医療センター 藤田淳也

(3)目的

本研究は近畿大学および研究協力施設において治療を受けられた方の臨床情報を集積します。同時期に実施された種々の介入試験と比較し,一般臨床および今後の臨床試験に向けての参考とすべき事項を検討することを目的とします。

(4)方法

本研究は,近畿大学および研究協力施設における臨床内容に関する調査研究です。
各施設にて治療を行った食道癌の患者を対象に、年齢、性別、癌局在、腫瘍型、TNM分類、リンパ節転移部位、前治療種、効果、手術日、手術術式、手術合併症、在院日数、再発、生存予後などの情報を各参加施設から集積し、共通のデータベースを近畿大学および共同研究施設との定期会合で作成し、情報を共有します。必要に応じ、近畿大学および共同研究施設において情報の解析を行います。研究期間は、倫理委員会承認後-2021年11月30日です。

(5)意義

医学的には臨床試験計画の基本となるデータの蓄積が期待されます。また社会的には、施設間の情報共有により,それぞれの施設の臨床成績の向上につながることが期待されます。また、他の臨床研究や基礎研究を行った際に、臨床情報のデータベースとして2次利用する可能性もあります。

(6)個人情報の扱い

患者さんのプライバシーは厳重に守られ、また、その他人権に関わる事項についても十分な配慮がなされます。本研究の登録の際にはイニシャル、性別、年齢を他の登録患者さんと識別するためデータセンターに開示されますが、その情報は守秘されるとともにデータセンターの者があなたの名前や個人を特定することはできません。さらに、あなたの名前や個人を識別できるような情報は、研究結果の報告書や論文に使用されることはありません。収集する患者さん情報に関しては、個人情報の保護に細心の注意を払い、情報の漏洩、紛失、転記、不正な複写などがないように行います。

(7)問い合わせ先

近畿大学医学部 外科学 上部消化管部門
安田卓司(外科学 教授)
TEL:072-366-0221 受付時間:9:00~17:00 (祝祭土日・年末年始、創立記念日11/5は除く)

(8)研究対象者に研究への参加を拒否する権利を与える方法

本研究への情報提供を拒否される方は遠慮なく申し出て下さい。拒否された場合でも、あなたの治療や看護の度合いが変るようなことはなく、適切な治療を受けられることを保証します。

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