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小児外科先天性胆道拡張症

先天性胆道拡張症

胆汁は肝臓で合成され、肝内胆管、総肝管、胆嚢、総胆管を通って十二指腸に排泄されます。これらの胆汁の流れる経路(胆道系)が先天的に嚢腫状、または円柱状に拡張したものが先天性胆道拡張症と呼ばれるものです。

欧米に比べて本邦で多く、男の子よりも女の子に多い病気です。また大人にもみられますが、約60%は10歳未満の小児期にみつかります。この病気の原因は、先天的に膵管と総胆管が十二指腸の手前で合流するために膵液が胆管に流れて胆道壁が障害されるために拡張したものと説明されます。

腹痛、黄疸、腹部腫瘤などの症状がみられることが多いですが、便の色が白くなる場合もみられます。また総胆管が破れて腹膜炎をきたす場合もあります。診断は超音波検査やCT検査で胆道系が拡張していることを証明することにより容易にできます。

この病気の問題点は、治療せず放置した場合には将来胆道系に癌が発生しやすいということです。このため、この病気が見つかった場合には手術が必要となります。

手術方法は将来癌が出てくる可能性のある総胆管、胆嚢など肝臓の外にある胆道を切除し、腸を持ち上げてきてつなぐことによって胆汁の流れる道を新しく作るというものです。胆汁と膵液の流れる道を分けるという意味で分流手術と呼んでいます。私たちの施設では年に数人の患者さんを治療しておりますが、手術成績は問題ありません。

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