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小児外科直腸肛門奇形(鎖肛)

直腸肛門奇形(鎖肛)

直腸肛門奇形とは生まれつきの直腸と肛門の形の異常があるものをさします。一般には鎖肛と呼ばれるものです。

この異常には多くの形態のものがあり、一般には本来の位置に肛門がありません。肛門がないといっても、必ずしも便が出ないということではなく、閉鎖した直腸の盲端から本来の肛門とは異なる位置に繋がり(瘻孔といいます)がある場合には、そこから便が出る場合があります。

直腸が閉鎖している場所によって高位(直腸の閉鎖部位が最も本来の肛門の位置と離れている)、中間位、低位(本来の肛門の位置付近で直腸が閉鎖している)に分けられます。

治療は手術で肛門を作ってやることですが、一般的に低位では生まれて早い時期に手術をすることが可能です。しかし中間位または高位の鎖肛では新生児期に人工肛門(大腸の一部をお腹から出して、そこから便を出す手術)を作って、体重が増えてから肛門を作る手術をするという段階を踏みます。さらに人工肛門を閉じる手術が必要になります。ですから3回の手術が必要になります。

鎖肛の手術で最も問題となるのが術後の排便機能です。排便機能というのは、排便したくないときには我慢することができる、また排便したいときには残さずに排便することができる、ということです。これはお子様の発育にとって非常に大事な問題です。中間位・高位の鎖肛に対する手術は術後の排便機能に問題がある場合があります。最近では男児の高位の鎖肛では、肛門を作る手術に対して腹腔鏡を用いて手術し、良好な排便機能を得ています。

しかしこの病気は術後も外来での長期の経過観察が必要で、お子様の成長を見守っていきます。

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