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肝臓・胆道・膵臓外来診療

外科・消化器内科・腫瘍内科による肝胆膵合同カンファレンスを毎週行っています。治療・手術適応・術式選択などについての徹底した議論のもと、個々の症例に対し最適な治療が提供できるよう努めています。また放射線科医・病理医も加わった術後症例検討会も行っており臨床力のレベルアップを日々はかっています。

1. 膵疾患診療

膵癌治療は近年の新規化学療法や放射線治療の進歩により、外科切除を中心とした集学的治療による新規標準治療法開発が国内外で進められています。当院では数多くの膵癌集学的治療の臨床試験に参加しており、各試験とも全国トップクラスの症例数を登録しています。局所進行例に対しては、必要に応じ動門脈合併切除再建や他臓器合併切除を選択し予後改善を目指します。最近では初診時切除不能症例の化学療法・化学放射線療法奏功例に対するconversion surgeryも増えています。
一方、良性・低悪性度腫瘍に対しては、臓器機能を温存した手術を積極的に行い、術後糖尿病の予防やQOLの維持につとめています。
また、低侵襲(腹腔鏡下・ロボット)膵切除術も積極的に行っており、ロボット尾側膵切除やロボット膵頭十二指腸切除術も増加しています。低侵襲かつ傷の小さな手術で患者さんの満足度は高いです。
当院は急性膵炎・慢性膵炎に対する積極的な外科介入を含めた集学的治療を行っており、他院で治療に難渋した症例が遠方からも多数紹介されます。膵炎自体は良性疾患ですが重症化すると予後不良となることも多く、高度の治療技術を要する様々な診療科や部門が関わる院内チーム医療体制を構築しています。地域での重症患者の転送や受け入れが円滑に行えるよう、南大阪地域における急性膵炎診療の地域連携システム構築会議も年1回行っています。

2. 肝疾患診療

肝切除術には根治性と残肝機能温存との高レベルでの両立が求められます。当院では精密な術前精査による適格な術式選択とともに、3D画像解析ソフトによる術前シミュレーションやICG蛍光法による術中ナビゲーションを活用した精度の高い手術法も導入し手術の安全性を維持しています。低侵襲手術にも積極的に取り組んでおり、初回肝切除では鏡視下手術を基本術式とし、2018年より完全腹腔鏡下高難度肝切除(区域切除・葉切除)も開始しています。当院はウイルス性肝炎・肝細胞癌治療における国内有数の施設であり、消化器内科との綿密な連携のもと、ラジオ波焼灼療法後再発例や肝動脈塞栓療法不能例・切除後再発例などへの積極的な外科介入も行っています。加えて新規抗癌剤を軸とした臨床試験にも当科より多数の症例を登録しています。近年症例数が増加傾向にある結腸・直腸がん肝転移診療においても下部消化管グループや腫瘍内科と合同カンファレンスを行い、集学的な治療戦略の一環とした積極的な肝切除術を行っています。

3. 胆道疾患診療

胆道悪性疾患は検査技術の向上により近年増加傾向にあります。同疾患に対する手術適応も手術技術の改良に伴い広がってきています。当科では、精密な術前検査のもと根治切除・耐術可能と判断した場合、複数孔の胆道再建を要する切離限界部位での拡大肝切除や肝膵同時切除・血管合併切除再建といった超高難度手術も積極的に行っています。また地域医療の中核を担う当院の性格上、胆嚢結石や胆嚢炎といった胆道良性疾患に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術なども数多く行われています。

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