当院にて治療を行なった小児腸重積症の解析について
研究の対象
2008年01月1日から2019年12月31日の期間において、近畿大学小児外科において小児腸重積症として治療を行なった全症例を対象とします。
研究目的及び方法
- 目的:
- 小児の外来診察のうち、約5-10%が腹痛で受診しており、その中でも腸重積症は急性腹症として受診する乳幼児期の代表的な疾患の一つです。当院は大学病院であり、その他医療機関で治療困難であった腸重積症が紹介・搬送される症例が多いという特徴があります。そのため、発症から時間が経過している症例や、器質的病変(腸重積の原因となる病変部位を意味します)を有する症例が比較的多く見受けられます。当院でこれまで治療した腸重積症の治療データを電子診療録(電子カルテ)の記録をもとに解析し、腸重積症の治療における大学病院の小児外科の役割を検証します。
- 方法:
- 腸重積症としての治療経過に関するデータを、電子診療録より抽出して比較・検討を行います。
研究に用いる資料・情報の種類
- 情報:
- 電子診療録より以下の項目を抽出し使用します。
性別・発症年齢・腸重積の発症様式・治療方法・前医での治療の有無・器質的病変の有無・再発の有無・病悩期間
外部への資料・情報の提供
本研究は当院単独で行う研究です。従って、外部組織その他機関への患者情報の提供は行いません。また、情報の二次使用も行いません。
本研究で得られた研究結果は小児外科学関連学術誌に発表し、必要に応じて外科学のHPに情報を公開します。
研究組織
近畿大学医学部(病院含む)
お問い合わせ
本研究に関するご質問等は下記の連絡先までお問い合わせください。本研究に関連する研究計画書及びその他関連資料は、研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で閲覧可能ですので、ご希望の方もお申し出ください。 また、本研究において、研究対象として情報を用いられることに関して研究対象者及び代諾者(基本的にご両親)の方にご了承いただけない場合は、研究対象より情報を削除致しますので、下記連絡先までお申し出ください。また、情報提供頂けない場合においても、研究対象者及びそのご家族において、今後の診療に関して不利益になることは一切ありません。
連絡先:
研究責任者 近畿大学医学部外科学小児外科部門 佐々木隆士
大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL 072-366-0221(内線:3111)
FAX 072-367-7771
Mail sasaki@med.kindai.ac.jp