胸部食道癌に対する減量修正した術前DCF化学療法の効果と安全性に関する後方視的研究
第1.0版2022年5月22日
近畿大学病院外科で食道癌に対する治療を受けられた患者様・ご家族の皆様へ
近畿大学病院外科(以下、当科)では、「胸部食道癌に対する減量修正した術前DCF化学療法の効果と安全性に関する後方視的研究」という臨床研究を行っています。そのため、当科で食道癌に対する治療を受けられた患者様の診療情報を使用させていただきますので、以下の内容を確認してください。なお、この研究は、近畿大学医学部倫理委員会(https://www.med.kindai.ac.jp/rinri/index.html)で審査され、承認を受け、医学部長による実施の許可を受けて行われます。
情報の利用目的及び利用方法
切除可能な進行食道癌の治療においてドセタキセル+シスプラチン+5-FU(DCF療法)術前化学療法が標準治療ですが、その副作用の強さから、規定量から減量して使用することもよく行われています。この研究では、規定量を使用した患者様、減量して使用した患者様それぞれについて、その安全性と有用性について調べることを主な目的としています。そのため、当科で食道癌に対する治療を受けられた患者様のうち、ドセタキセル+シスプラチン+5-FUによる術前化学療法と食道切除した方を対象として、診療情報のみを研究に利用します。利用する情報は、患者様個人が特定されないように匿名化を行い、個人情報に関しては厳重に管理します。なお、それらの情報を他の機関へ提供することはありません。
利用する情報の項目
2010年1月から2019年12月までに近畿大学病院で治療を行った患者さんの診療録から以下の情報を抽出します:年齢、性別、身長、体重、既往、TNM進行度、術前治療法、術前化学療法の用量、回数、予定日遅延の有無、化学療法の副作用(食思不振、下痢、口内炎、血液検査、発熱)、画像診断(CT、PET、上部内視鏡検査)、手術内容、術後合併症、在院日数、再発日、再発内容、生存期間、死因。
利用する者の範囲
本研究に参加する当科の医師等
- 白石治
- 所属:外科 職名:医学部講師 (研究責任者)
- 安田卓司
- 所属:外科 職名:教授
- 新海政幸
- 所属:外科 職名:講師
- 安田篤
- 所属:外科 職名:医学部講師
- 加藤寛章
- 所属:外科 職名:医学部講師
- 百瀬洸太
- 所属:外科 職名:助教
- 平木洋子
- 所属:外科 職名:助教
情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称
近畿大学病院外科学 白石治
研究対象者の求めに応じて、研究対象者の情報の利用を停止すること
この研究では、患者様・ご家族様の診療情報が利用されることに同意できず、拒否されたい場合に、下記の方法により、いつでもその利用を停止することが可能です。また、利用の停止を受け付けた場合でも、その後の診療において一切の不利益を受けることはありません。
上記⑤の求めを受け付ける方法
下記までご連絡ください。なお、この研究に関するすべてのお問い合わせも下記で受け付けます。
- お問い合わせ先
- 近畿大学病院外科学 白石治
電話:072-366-0221 FAX:072-367-7771