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肺・胸部転移性肺腫瘍

肺以外の臓器に発生した悪性腫瘍(癌や肉腫)からの転移性肺腫瘍に対して、もとの病巣が治療によってコントロールされている(される)こと、肺病巣切除による患者さんのメリットが期待できること、病巣切除に耐えうる身体機能を有することを前提に積極的な転移病巣の切除を行っています。 転移性肺腫瘍に対しては、基本的に局所の根治を損なわず肺をできるだけ温存する部分切除をいます。部分切除では不十分な切除と考えられるときには呼吸機能温存を念頭に区域切除や肺葉切除を行っています。

また、診断の確定、すでに行った治療効果の判定、今後の治療法の検討などを目的に、一部の病巣のみ切除することもあります。この場合は診断目的の手術であって治療目的ではありません。

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