一般の方へ 診療案内

ホームへ戻る

食道・胃・十二指腸進行度診断に基づく治療方針

各種検査から得られた結果を総合的に判断し、癌の壁深達度(T)、リンパ節転移の有無(N)、遠隔臓器転移の有無(M)から癌の進行度(Stage)を診断し、適した治療方針を決定します。

日本食道学会 食道癌診療ガイドライン

食道癌に対する治療法としては、内視鏡治療、外科手術、化学療法、放射線治療などがあります。これらの治療方法は進行度により使い分けられます。下に食道癌治療の基本的なアルゴリズムをお示しします。
Thoracic02_01.jpg
原則はStage I なら"手術"または"化学放射線療法"、Stage II/III/IVaなら"術前化学療法"+"手術"、Stage IVbなら"薬物療法"や"化学放射療法"が推奨される治療です。 ただし癌の個別の状況(浸潤性や転移状況)や併存疾患により、個々に適したオーダーメイドの治療プランを考えていくことも重要です。
各詳細は"外科手術"、"周術期治療"の項目を参照してください。

治療方針の決定

上部消化管キャンサーボード (Cancer board)

近畿大学病院では、外科医、腫瘍内科医、消化器内科医、放射線治療医により毎週、症例検討(キャンサーボード)を行い、それぞれの患者さんに対してエビデンスに基づいた最良の治療戦略を決定します。詳しい説明とご理解を得たあと、できるだけ早く治療に入ります。また更なる予後改善に向けて新しい治療(臨床試験、治験など)を行っており、患者さんの病態に合わせて提示いたします。
Thoracic02_02.jpg

参考資料>

Thoracic02_03.jpg Thoracic02_04.jpg

このページの最上部へ戻る