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肝臓・胆道・膵臓:臨床研究について膵癌における腹腔細胞診(CY)陽性の予測因子を探索する全国多機関症例集積後方視的研究(CYCLONE trial)について

2025年11月13日第1.1版

情報公開文書

研究の名称 膵癌における腹腔細胞診(CY)陽性の予測因子を探索する全国多機関症例集積後方視的研究
A nationwide multi-institutional retrospective study to investigate predictors of positive peritoneal cytology in pancreatic cancer
(CYCLONE trial)
研究機関の名称 近畿大学
研究機関の名称 近畿大学
研究責任者
(所属・氏名)
近畿大学医学部外科学教室 肝胆膵部門 主任教授 松本逸平
研究の概要 【研究対象者】
2017年1月1日から2024年12月31日までの間に、審査腹腔鏡による腹腔細胞診採取を受けた方、もしくは術前化学療法を行わずに根治切除術を受けその時に腹腔細胞診の採取が行われた方。

【研究の目的・意義】
膵癌において腹腔細胞診陽性であることは予後不良因子のひとつとされており遠隔転移に分類されます。腹腔細胞診の採取には審査腹腔鏡(手術)が必要ですが、治療開始前の段階で腹腔細胞診を膵癌患者さん全員に行うことは現実的に困難です。腹腔細胞診陽性の予測因子についてはこれまでは少数例や単施設からの報告のみであり、多数例での詳細な研究は実施されておら ず、的確に予測し得る因子については明らかではありません。
本研究では膵癌における腹腔細胞診陽性の予測因子を明らかにすることを目的とし、これにより審査腹腔鏡の適応基準や治療選択の効率化を科学的に裏付け、膵癌診療の質の向上や治療成績改善に寄与すると考えます。

【研究の方法】
カルテの診療録から必要な診療情報を収集し、統計学的に解析を行います。

【研究期間】
実施許可日 ~ 2027年12月31日

【利益相反の状況】
なし

【研究結果の公表の方法】
国内外の学会や学術雑誌にて発表予定
研究に用いる試料・
情報の項目と利用方法
(他機関への提供の有無)
この研究で必要な観察項目と臨床検査結果は以下の通りです。
年齢、性別、身長、体重、BMI(腹腔細胞診施行時)
全身状態(腹腔細胞診施行時) 既往歴 (今までに罹患した疾患)
血液検査データ(白血球数、赤血球数、Hb、血小板数、好中球数、リンパ球数、Alb、ChE、AST、ALT、T-Cho、総ビリルビン値、Cre、CRP、AMY、血糖 値、HbA1c、CEA、CA19-9、DUPAN2)
栄養・炎症性マーカー(PNI、mGPS)(腹腔細胞診採取直前)細胞診施行前の術前画像データ(CT 画像、PET-CT 画像)
腹腔細胞診施行時の所見
腹腔細胞診の施行日

肝臓・胆道・膵臓

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