膵癌術前補助療法についての研究に関するお知らせ
研究課題名
切除可能膵癌に対する術前治療としてのS-1併用放射線療法とゲムシタビン+S-1併用療法のランダム化第?相試験(JASPAC-04)
対象
切除可能膵癌と診断され、比較的体調が良好であり、本試験に同意された患者さま
目的
この試験の目的は放射線療法とティーエスワンを併用する補助化学放射線療法とゲムシタビンとティーエスワンを併用する補助化学療法のどちらを手術前に行うことが治療成績の改善につながるかを検討することを目的としています。
方法
「補助化学放射線療法群(手術前に放射線治療と抗がん剤治療をおこなうグループ)」と「補助化学療法群(手術前に抗がん剤治療をおこなうグループ)」のどちらかの治療を受けます。どちらの治療を受けるかはランダム化により決定します。ランダム化とは患者さまや担当医師の意図によって影響を受けない方法で治療法が選択される方法です。手術後は両群とも標準治療であるティーエスワンの内服を半年間行います。
個人情報の取り扱い
すべてのデータは、患者さま個人を直接特定できない匿名化情報として収集された上、厳格に保護されます。また、本研究の発表・報告に際して、検体提供者の氏名をはじめとする個人を特定するような情報は一切公表されません。
[研究代表者
上坂 克彦 静岡県立静岡がんセンター 副院長兼肝胆膵外科部長
参加施設
近畿大学、静岡県立静岡がんセンター、国立がん研究センター東病院、関西医科大学など
当院における責任者、問い合わせ先
亀井 敬子 近畿大学医学部外科 肝胆膵部門
松本 逸平 近畿大学医学部外科 肝胆膵部門
Tel 072-366-0221(内線3111)