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食道・胃・十二指腸

教授あいさつ

安田卓司 主任教授私は、2013年5月1日より塩﨑 均前教授(現近畿大学学長)の後任として上部消化管外科グループの主任教授を拝命して現在に至っています。2006年7月に近畿大学に准教授として赴任して以来、上部消化管外科グループのチーフとしてチームをまとめ、指導し、そしてチームの皆と共にここまで歩み、発展してきました。私達の信念は、医療とは私達のできることを患者様に提供するのではなく、患者様の治療に必要なこと、患者様にとってベストのことを、たとえそれが困難なことであってもそれを"限界"と簡単にあきらめることなく、"限界"を越えるためにはどうすればよいかをチームで考え、患者様と共にリスクを共有して可能性に向かって挑戦していくことだと考えています。そのために私達は手術にこだわり、常にメスを磨き、最高を提供できる準備を整えつつ、患者様の目線でじっくり話しを聞き、関連診療科との協議の上でベストの治療を決定していくようにしています。今後も、患者様から頼りにされる病院として努力を続けていきたいと思います。

しかし、そのためには、まず私達が皆様からの信頼に足るチームでなければなりません。そこでチームをまとめてきた私の経歴とこれまでの取り組みを簡単に紹介させて頂き、私達チームのもつ可能性を少しでもご理解頂ければと思います。私は、1986年に大阪大学医学部を卒業し、その後は大阪大学医学部附属病院と大阪府立成人病センターで外科の臨床研修を積んできました。そして、1994年からは本格的に食道癌を専門とする外科治療に従事してきました。

1994.4~1999.12
大阪府立成人病センター 外科 食道グループに所属

  • 大動脈または気管・気管支浸潤を伴う切除不能進行食道癌に対する新規化学療法FAP(シスプラチン+アドリアマイシン+5FU)の開発と積極的大動脈・気管合併による切除成績の向上を図る。
    "手術術式としての限界"へ挑戦し、その"限界の手術"を経験すると共に、"手術による治療の限界"も認識。

2000.1~2006.6
大阪大学医学系研究科病態制御外科学(現消化器外科学)上部消化管グループに所属

  • 切除可能食道癌に対する術前化学療法:FAPによる成績向上を図る。
  • FDG-PET検査を用いた悪性度評価及び新規治療効果判定の確立に取り組む。
  • 頸部食道癌に対する喉頭温存手術(声を残して癌を治す)の開発・確立に積極的に取り組む。
  • 小開胸胸腔鏡補助下食道切除術の確立を図る。

2006.7~
近畿大学医学部外科学教室 上部消化管グループに所属

  • 切除可能食道癌には術前化学療法、切除困難が予想される局所進行食道癌には術前化学放射線療法を施行して治療成績の向上を図る。
  • FDG-PET検査に基づいた治療戦略の個別化(個々に最適の治療を選択する)を図る。
  • 根治的化学放射線療法後のサルベージ手術の積極的に取り組む。
  • 頸部食道癌に対する喉頭温存手術における嚥下補助術式を開発(術後の誤嚥防止のため)。
  • 切除困難症例に対する重要臓器合併切除による挑戦。
  • 地域での治療困難あるいは治療後再建困難症例に対する追加・補完治療。

私達はどんなご病気、ご病状であれ、まずは可能性を求めつつ、最終的なベストを考えていくように心がけています。食道・胃関係のご病気でお悩みのある方、現在検査中や治療中の方、どなたでも構いません。まずは私達にいつでもお気軽にご相談下さい。ご自分のお身体のことであり、ご自身が受ける治療のことですから、納得のいくまで相談し、一緒に考えていきましょう。できる限り時間をかけて、責任をもってお答えさせて頂きます。可能性が見つかれば、迅速かつ全力で、私達としてできうる最大限のサポートをさせて頂きたいと思います。

“意志あるところ、道ありき”
― Where there is a will, there is a way. ―

悩んで立ち止まっているよりは、私達と一緒に、前を見て進んでいきませんか。

今後も私達は現状に満足することなく、より治癒率の高い、より負担の少ない、より患者様にとって満足度の高い治療を提供できるよう努力を続け、南大阪の、そして日本の大学病院としての責務を果たしていきたいと思っています。

いつでも私達の扉は開いています。私達の経験と知識を積極的に利用して、納得のいく治療を受け、悔いのない人生を送って頂きたいと願うばかりです。

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