研究に関するお知らせ

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大腸癌プロジェクト研究「脾弯曲部におけるリンパ節転移領域と頻度に関する試験(多施設共同研究)」について

研究課題名

脾弯曲部癌におけるリンパ節転移領域と頻度に関する試験(多施設共同研究)

研究の対象

2013年1月1日~2021年12月31日の間に、脾弯曲部(左結腸曲)の大腸癌に対し、結腸部分切除または結腸左半切除を行った、診断時20歳以上の方を対象とします。

研究目的・方法

この研究は大腸癌研究会のプロジェクト研究の一環として行われます。日本人の死因の第1位は悪性新生物であり、患者数は今後も増加していくことが予想されます。大腸癌に対する手術は癌の部分だけを切除すればよいのではなく、癌の場所に応じて癌を栄養していると思われる血管を処理することで周囲のリンパ節を含む組織と一緒に切除することが必要です。

現在のわが国のガイドラインでは脾弯曲部の癌に栄養する血管は主に2本(中結腸動脈・左結腸動脈)とされていますが、頻度はやや低いながらも、もう1本(副中結腸動脈)栄養している血管が存在している可能性が示唆されます。

本研究は、あなたのカルテから得られた臨床情報と手術の所見から得られた臨床情報を用いて脾弯曲部の癌に対する栄養血管とリンパ節の転移頻度を明らかにすることを目的とします。

なお、本研究のために新たに患者さんから検体を採取したり、投薬したりすることはありません。この調査はあくまで臨床情報を収集するのみですので、治療法が変わるということもありません。

研究期間

西暦2019年10月1日~西暦2022年12月31日

研究に用いる情報の種類

カルテから以下の情報を収集します。
1)基本情報:性別、年齢、身長、体重、BMI、併存疾患、既往歴、腫瘍マーカー値 等
2)手術情報:術式、原発巣の占拠部位、手術時間、出血量、吻合法、腸間膜閉鎖の有無、リンパ節郭清術の詳細
3)術後経過:術後在院日数、術後30日以内の再手術、術後早期合併症
4)疾患情報:組織型、病理学的壁深達度、腫瘍径、外科剥離面、総リンパ節郭清個数 等

外部への情報の提供

横浜市立大学附属病院次世代臨床研究センター 臨床試験データ管理室。
(研究参加施設以外への提供はありません)。

情報の取得と保管

カルテから収集した情報は、各参加施設で氏名・住所・生年月日などの個人情報を削除し、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、当院の個人情報保護に関する規程等に従い、現順に管理されます。

研究組織

研究代表者
済生会横浜市南部病院 外科 池 秀之
主幹施設
横浜市立大学附属市民総合医療センター
(研究責任者)消化器病センター 渡邉 純
(研究事務局)消化器病センター 福岡 宏倫
参加施設
横浜市立大学附属病院 消化器・腫瘍外科 石部 敦士
他17施設

本研究に関するご質問・ご相談等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますので下記連絡先まで電話またはFAXでお申出下さい。
また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象といたしませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはございません。

問合せ先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

〒589-8511 大阪狭山市大野東377-2
近畿大学医学部外科(分担研究責任者)川村純一郎、岩本哲好
電話番号:072-366-0221(内線3111)  FAX:072-367-7771

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